第13回 日本健康・栄養システム学会
会長挨拶
小山 秀夫(兵庫県立大学 教授)

第13回日本健康・栄養システム学会
大会長 小山 秀夫(兵庫県立大学大学院経営研究科医療マネジメントコース主任教授)

 
  今回大会長を長を拝命いたしました兵庫県立大学の小山秀夫でございます。
 今回の大会テーマは「臨床栄養システムの再構築」とさせていただきました。
平成12年の介護保険制度導入、平成17年10月の栄養ケア・マネジメントの導入、医療保険によるNSTの導入などにより、お陰さまで臨床栄養システムは給食管理から栄養ケアに変容してきました。しかし、私には、現場の臨床栄養がシステム拡大に必ずしも追いついていないように思えてなりません。そこで、もう一度、現場に立ちもどり研鑽を積みたいと考えています。
 今回のメインイベントは、われわれの共通の恩人である厚生労働省技術総活審議官 三浦公嗣先生のご講演です。「臨床栄養師を500人は養成してください」「高齢者は口から食事が食べられるようすること」という老人保健課長時代の三浦先生の一言で、この学会は、活動を強化してきました。本学会新理事長にご就任戴いた板倉弘重本先生からは、教育講演:臨床栄養学の現段階をお願いすることができました。また、招待講演としては、社団法人日本慢性期医療協会会長であられる武久洋三先生から「慢性期医療における栄養管理サービスの課題」をお話しいただけることになりました。
 さらに、3つのシンポジュウムを組みました。
 シンポジュウム1:「医療機関の臨床栄養システムの現状と課題」は、大谷幸子先生(本学会理事:淀川キリスト教病院栄養管理課課長)に座長をお願いし、急性期から慢性期、老人保健施設や在宅ケアまで管理栄養士さんがフル回転している現場の現状と課題についてお考えいただきたいと思います。
シンポジュウム2:「臨床栄養教育システムの現状と課題」は、座長に加藤昌彦先生(本学会副理事長:椙山女学園大学教授)をお願いしています。管理栄養士の養成、管理栄養士の国家試験、大学院における臨床栄養師の養・継続研修など幅広いて問題があると思います。
 シンポジュウム3:「地域の栄養システムの現状と課題」は、座長に杉山みち子先生(本学会理事:神奈川県立保健福祉大学教授)にお願し、本年度本学会が厚生労働省老人保健健康増進事業で取り組んだ「管理栄養士による居宅療養管理指導」について、調査研究結果などを含めて、地域包括ケアシステムにおける在宅栄養活動の立ち位置を考えてみたいと思います。
 皆様のご協力で、質素かもしれませんが、熱気がある大会にしていただきたいと希望しています。皆様のご参加を心からお願いいたします。

 平成25年4月吉日
 
     
 
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